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残業代請求用語集 【派遣社員】
派遣社員の労働環境
派遣社員の給料は誰が払うのか?
- 派遣社員として働いていますが、給料は誰が払っているのですか?
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派遣社員は雇用契約を派遣元となる人材派遣会社と結び、人材派遣会社の取り引き先となる企業に派遣されます。
そのため、雇用契約は実際の使用者である派遣先の企業とではなく、人材派遣会社との契約となりますから、給与も人材派遣会社から支払われることとなります。
自由?な雇用形態
- 働く時間は、正社員と比べて多い?少ない?
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派遣社員は、派遣元に登録する際に、職種や勤務地などを希望することができます。その希望に沿った派遣先を紹介され、派遣の期間や勤務日数なども事前に派遣元から提示されます。もちろん、労働時間や休日、有給休暇や解雇についても労働基準法に基づいていますので派遣社員だからといって、正社員と比べて労働時間が多いか少ないかという違いはありません。
ただし、派遣社員に対する人材派遣会社の労働基準法違反事例は多く、雇用保険や健康保険を保障していないといった事例も見受けられます。
契約労働時間を超えても残業代はなし!?
- 自由な働き方で1日6時間労働で派遣会社と契約しましたが、実際には6時間を超えて働いています。残業代は支払われますか?
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ここはよく勘違いされるところですが、派遣社員が登録先の人材派遣会社と例えば労働時間を1日6時間と契約していたとして、派遣先の会社から2時間の残業を言い渡され、それを実行したとします。この場合、契約が1日6時間とはいえ、法定労働時間の1日8時間、週40時間労働と定められていますから、その範囲内であるため基本的には割増賃金は支払われません。
ただし、就業前の契約で残業代についての取り決めで例えば、7.5時間以上は残業代を支払うとしていた場合は、その時間を超えた労働については残業代が支払われます。