公務員 【残業代請求弁護士PRO】

公務員と残業代の厳しい関係

公務員の残業代は予算によって左右される!?

世の中が不景気だと、公務員になろうという人も増えてきますが、公務員には残業はありますか？それから残業代は支払われるのでしょうか？

公務員にも残業はもちろんあります。霞ヶ関に勤める国家公務員の深夜までの残業などは常態化しているとも言えます。しかしながら、公務員の残業代は必ずしも満額が支払われてはいないようです。
というのも、公務員の給料はすべて予算で決められます。つまり、残業代も予算の範囲内でしか支払われません。かといって、仕事が減るかというとそんなはずはなく、多くの公務員がサービス残業をしているのが実態です。

公務員でも訴え出ることはできる

では、公務員が残業代の未払い分を請求することはできるのですか？

もちろん可能です。
ただし、現職の公務員が自らの所属している自治体や省庁などの団体を訴えるケースは非常に稀です。その背景には、訴え出る事で出世などに悪影響を及ぼすという恐怖感があるからと見る事ができます。
しかしながら、そういったケースがなかったわけではありません。
2010年には東京都教育庁の職員が東京都を相手取り、残業代請求の訴えを起こしました。裁判の結果、東京地方裁判所は職員の主張を認め、約14万円の残業代の支払いが確定しています。