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残業代請求用語集 【労働基準監督署】
労働者の心強い味方!
知っている人は利用する
- 労働基準監督署って、何をする機関なんですか?
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働く人の労働条件や保護を監督する行政機関です。もう少しわかりやすく言うならば、給料や残業代の未払いや、サービス残業の強要、職場の安全管理の徹底など、職場の最低労働基準が守られているかを監督しています。
つまり、職場で何かが発生したときには、労働基準監督署(労基署と略される)に相談に行くのもひとつの解決方法といえます。
意外に身近な労働基準監督署
- 労働基準監督署は、どこにあるんですか?
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労基署は都道府県の労働局の管内に複数設置されている機関で、その規模は職員が100人以上いる大規模なものから、数人が勤務する小規模のものもあります。詳しい所在地については、労基署を統括する各都道府県の労働局のホームページに記載されています。
各労基署には社会保険労務士(すべてではないが)の資格を持った相談員がいますから、労働現場で起きていることを相談してみるのもいいでしょう。
民事不介入の労基署
- どこまで相談に乗ってくれのでしょうか?
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労基署の監督官は、大前提として労働基準法を根拠にして、それが遵守されているかを監督し、違反があれば取り締まるのであり、裏を返せば労働基準法の適用範囲外のことについては、不介入ということになります。このあたりは、警察が民事不介入であるのと同様の考え方ですね。
ですから、労基署の監督官に問題の相談を持ち込むのであれば、自分が受けている違法行為の証拠を提示することが重要となってきます。
ただ、あくまで行政機関ですので、すべての労働問題を解決できるわけではありません。